ソフト名ジャンルメーカーハード
※アルファベット表記のソフト名やメーカー名については基本的にカタカナ表記にしてます。
(SFC:スーパーファミコン、GB:ゲームボーイ、GBA:ゲームボーイアドバンス、PS:プレイステーション、SS:セガサターン、DC:ドリームキャスト、GC:ゲームキューブ、WS:ワンダースワン)

シャドーハーツ2RPGアルゼPS2
後から発売されたディレクターズカット版をプレイしました。

 ちょっとダークな感じのストーリー、ジャッジメントリングによる戦闘システムが特徴のRPGです。
 2というからには前作がある訳ですが、そちらはプレイしてません。この作品でも主人公が同じらしく、ストーリー的にも前作と絡んでいる部分があり気にはなります。(どうやら前作のバッドエディング後の話らしい)

 この作品のストーリーは、悪魔モンスターと魂の契約を交わした悪役キャラの目論む人類征服を阻む、というのが当面のストーリーです(その後色々展開がありますが)。
 舞台は第一次大戦の頃の欧州・ロシアと日本で、ディスク2枚分のボリュームがあります。私は隠しダンジョンの類いを幾つか無視して、クリア時間は60時間超という所でした。

 戦闘システムのジャッジメントリングは、なかなか楽しかったです。キャラクター毎にある程度カスタマイズなんかもできるし、この手のアクションが苦手な人のためにオートモードも用意されてます。あと、連携という要素もありまして、ボス戦なんかでは重要になります。
 ジャッジメントリングは自分で操作する場合はギャンブル的な要素も強まり、特に連携時に失敗でもしようものなら結構凹みますが、逆にパーフェクトが決まると爽快です。
 これをオートモードにしてしまったら、このゲームの楽しみの半分位は無くなってしまう気がする。

 じゃぁあと半分の楽しみはと言うと…やはりキャラクター達のやり取りでしょう。(^^;)

 冒頭に書いたように、見た目もストーリーもダークな感じなので、プレイ前には結構ハードなゲームなのかなぁ?という印象を持っていたんですが、いざプレイしてみたら大違い!
 いや、違っている訳じゃないんだけど、とにかく個性的なキャラクターの間で交わされるセリフがある意味濃くてちょっと凄いです。(^^;)
 プレイするまでは、こんな笑えるゲームだったなんて思いもよりませんでした。(^^;)

 一口に言えばギャグに走ってるという。内容的には結構シリアスっぽいんだけど、なんかキャラとか言動とか見てると、ちょっとそうは思えない位です。(笑)
 しかも所々かなりベタベタなネタとかあって「いいのか?」と思うほど。例えば、始めの方で主人公が腹だか胸だかにあるアイテムをぶっ刺されるシーンがあり、そこで思わず叫ぶ「なんじゃこりゃー!」とか。
 あと代表的なのが、某キャラクターの声優さんが池田秀一さん(ガンダムの某赤い人 ^^;)で、所々で起こるイベントでのセリフがかなりその人を狙ったものだったりとか。
 まぁこういうのは雰囲気に合わなくて好きになれないって人もいるでしょうが、私はひとしきり楽しませてもらいました。(&いちいち突っ込ませてもらいました)

 と、全体的には楽しめたゲームなんですが、細かい不満点も幾つかあります。
 例えば使えるキャラが最終的に8人(内1体は人じゃないけど)になるけど、結局使うキャラって大体決まっちゃうなぁとか、同様に主人公の変身キャラも種類あるけど決まっちゃうなぁ(特に終盤)とか。

 個人的に一番の不満点はストーリーでしょうか。途中まではいいんだけど、ラスボスがねぇ…ちょっと展開が突飛で強引な感じがして納得いかんというか。もしかして単に名前からそういう展開にしたかっただけなのか?と勘ぐってもしまう。(ネタバレになるので詳しく書けない ^^;)そんな感じでした。

ドラゴンクエスト8RPGスクウェアエニックスPS2
 ドラクエもPS2になって徐々に3D化されましたが、今作でまたグラフィック面が随分進化したように思います。今作ではキャラクターの頭身も伸びてより忠実に鳥山明デザインが再現され、キャラやモンスターの動きも多彩で良くできてて、それを見てるだけでも楽しめるって感じでした。
 私自身はドラクエは1位しかまともにプレイしてなかい人ですが、この作品はかなり楽しめました。戦闘も従来より時間がかかる傾向にあったらしいけど、私的にはノープロブレム。エンカウント時や戦闘終了でフィールド画面に戻る時等の画面切り替え時間も気になるほどでは無く、テンポ良く進めたという印象です。

 例えばパーティーに使えるキャラが4人で固定とか、もしかしたら従来のファンには物足りないと感じる部分もあったかもしれないけど、ゲームボリュームは結構あって堪能できたように思う。
 また1度クリアした後、そのセーブデータで再開するとさらなる展開があり、最初のプレイでは不明のままだった点も判明したりと「本当の」とも言えるエンディングを迎える事ができたりします。

 それと今作ではダンジョン内ばかりではなくフィールド上広範囲に、宝箱が散らばっていたりスカウトできるモンスターがいたりして、それを探しながら移動するもんだから凄い時間が掛かりました。(^^;)
 そういえば、私は全然平気でしたが、全体が3D化されたせいか3D酔いする人には結構辛かったらしいです。その点だけご注意を(^^;)

ゆめりあ恋愛アドベンチャーナムコPS2
 ナムコが満を持して(?)出してきた恋愛アドベンチャーゲーム。恋愛「シミュレーション」ではなく「アドベンチャー」と銘打っているように、微妙に既存路線とは違ってる気がする。しかもキャラクターは3D!で、造形や動きもなかなか良くできてると思う。
 アドベンチャーゲームとしてはオーソドックスな状況選択肢での条件分岐型だが、合間合間にある敵とのバトルイベントが挿入されるのが特徴。もちろん相手の女の子達も一緒に戦う、というか当然そっちが主役(笑)
 あと相手の女の子として、一応同級生とか年上もいるのだが、せいぜい中学生か小学校高学年にしか見えない子が混じっていて、その辺も何かちょっと他とは違う雰囲気を感じさせる。

 キャラクターもそれなりに立っていて、ストーリー的にも対象キャラによって展開がちゃんと変化が付いて面白いのだが、途中のバトルシーンについてはもうちょっとどうにかして欲しいという感じ。とにかく戦闘がかったるいのである。この部分がもっとテンポ良く進められれば、自分としては文句無かったのだが…

 ということもあって、実は購入後1人分のエンディングを見た後しばらくの間放ってあったのだが、後日たまたまアニメ版の放送を見てから何かプレイしたくなって、一気に全員クリアした。(^^;)
 にしても、お子様相手の展開については自分的にやっぱ少々無理があるなぁと感じた。キャラ的には面白いんだけどねぇ(笑)

 それとこのゲームは夢世界というものを扱っているため多少強引な展開もアリアリな向きもあったのだが、それにしても最大の謎はやはり「ねねこの帽子(というかその中身)」だろう(笑)全員分クリアした後でも「謎なのだ〜」

 ICO アクション・アドベンチャーSCEPS2
 各方面で(特に海外で)高い評価を受けたソフト。その独特の世界観は何とも不思議な感覚を覚えました。

 このゲームは簡単に言うと、大きな館(城?)の中に取り残された少年が、そこで知り合った囚われの少女と一緒に外への脱出を目指すというアドベンチャーゲーム。時々まるで影のような敵が襲ってくるが、基本的には少年(プレイヤー)と少女の二人しか登場キャラクターがいない。(もう一人ボスキャラがいるが)
 館と言ってもかなり大きく、構造もなかなか複雑で途中には幾つもの仕掛けがあって、その謎を解きながら先へと進むという、オーソドックスなゲームになっています。しかしその空間造りが良くできているのと、その中を存在自体が儚げな少女の手を引きながら誘導しながら行動するという要素が、非常に雰囲気を盛り立ててくれます。
 また敵が襲ってきたり移動の際に、たまに若干シビアかな?と感じられるアクション要素があるが、投げ出してしまうほどの難易度ではないでしょう。

 クリアにかかる時間も短い方で、初回プレイでも20時間はかからないだろうという感じ。私も初回は途中所々で詰まりながらも10時間超位でクリアできました。
 2周目のプレイでは最初謎の言葉で話す(字幕も出るが謎文字)少女が何を言ってるか分かるといった要素もあり、2回はプレイを楽しめるんじゃないかと思います。(さすがに2回目は何をすればいいか分かってるので、気持ちに余裕を持ってサクサク進めるし ^^;)

 そうそう、1つだけ注意することが・・・このゲーム、高所恐怖症の気がある人には向かないかも?(止めた方がいいとまでは言わないけど ^^;)
 ただ、移動では断崖絶壁とかメチャ高いけど足場が無い所をぶら下がってなんて場面が非常に多いです。高所に対しては一般的な感覚を持つと思われる私でも、足の裏がムズムズするような感覚に襲われたことが何度かありました。(^^;)

鬼武者3アドベンチャー(アクション)カプコンPS2
 まずはOPムービーが相変わらず凄いことになってる。今回話題としてアクション監督にドニー・イェンの起用があるが、忍者とか侍とか日本刀を使ったアクションとか、もろ日本テイストな場面でのあのアクションは正直言ってちょっと違和感が…(^^;)

 今回もう1つの話題はメインキャラとして金城武(明智左馬之助)復帰とジャン・レノ(ジャック)のダブルキャスト。二人の主人公が別々の時代で交互に活躍しながら、それぞれに対して必要なアイテムを交換できたりという新要素もあって、謎解きの面でもなかなか面白い。戦国時代にいるジャックが起こした行動が現代に影響して左馬之助が先に進めるようになる、とか中々上手い演出もあったりする。しかしこのアイディア、前にどっかで見たような気がする…んだけど思い出せない。(^^;)

 で、ジャックの武器は鞭というのが面白かった。鞭と言ってもタイプが幾つかあって、最初に入手する普通に鞭ぽいのの他、通常持ってる時は見た目的に剣だったり槍だったりするけど、いざ攻撃する時はビョンと伸びて鞭状になったりするものも(ソールキャリバーのお姉様wが使ってたみたいなの)。また溜めるてから攻撃すると鞭が敵に巻き付いて投げたり、現代武器である銃で狙い撃ちできたりとか色々考えられている。
 それと今回主人公達と行動を共にする阿児というお助けキャラがいる。カラス天狗なのだが、着る服によって能力が変わる。中でもじっとしてると体力を回復してくれるという衣があって、これはなかなか便利だった。それなりに時間はかかるけど、回復アイテムをかなり節約できます。

 あと他にシステム的には、前からあった(らしい ^^;)要素である「一閃」が今回比較的楽に出るように調整されているようで、これが結構気持ちよかったです。特にボス戦でこれが出せると、クリアがかなり楽になるでしょう。
 また操作系で、1の時同様のラジコン操作以外に左スティックによる直感的な移動もできるようになってます(2の時がどうだったかは知らない)。敵ロック時なんかは十字ボタンによるステップ移動が有効だったり、場面によって使い分けるのも効果的です。

 ストーリー的には結局信長を倒せって感じで、1の時から基本的な所は変わってないかも。なんか同じ事繰り返してないか?って気がして気にならんでもないけど、まぁ前のストーリーなんてほとんど頭から抜けてるし、全体的にゲームとして面白かったので良しとします。(^^;)

 クリア後は特典としてコスチュームとかミニゲームが増えました。
 コスチュームの方は最初に増えたのがウェスタンルックで、しかも何故か鬼篭手がパンダ(笑)1の時もパンダ着ぐるみがあったが、誰かこだわりがあるんだろうか?(^^;) もしかして条件によってはジャン・レノ用のコスチュームも増えたりするのかな?(追記:股旅姿が増えました(笑))
 ミニゲーの1つは途中で出てくるサブキャラがメインのもので、本編を補足するようなサイドストーリー的な内容でした。クリア後は特に変わった所無しかな?

R:レーシング・エボリューションレースナムコPS2
 直系ではないものの一応リッジレーサーの系譜ではあるらしいが、プレイした感覚は全然違う。紹介記事によってはリッジ+モトGPという書き方をしてるものがあるが、そう言われるとちょっと納得する部分もある。車の挙動がリッジとは全然違ってよりリアル指向で、登場する車もリッジシリーズとは違い実車モデルを使用しているという辺りは確かにモトGPぽい。しかし車の挙動に関してはリッジの命とも言えたあの気持ちの良いドリフトが全くと言っていいほど使えないのが痛い。まぁリアル指向ならリアル指向でもいいのだが、どうも違和感があって、GTと比べると不自然な感じがして、馴染めなかった。サーキットならともかく、グラベルのラリーコースでドリフトできないってのはどうよ?て感じ。リアが滑るともうダメです(;_;) まぁ私が操作感覚を掴めて無くて下手くそなだけかもしれないが。
 この作品の売りでもあるストーリーモードも、個人的にはあまりピンとこなかった。設定からしてどうも共感できないというか、ストーリーとしても何かどうでもいい感じがして(^^;) 主人公ともう一人の主軸キャラがあぁいう媚びた女性キャラだったってせいもあるかも。発売前はまぁゲームだしそういうのもありかって思ってたのだが、実際やってみるとちょっと気になってしまった。まぁその辺は人による嗜好の違いもあるか…
 ということで、この作品はストーリーモードしかクリアしていない…どころかその後売ってしまったというイワク付きの1本となってしまった。(ナムコ作品なのに…)

テイルズ・オブ・シンフォニアRPGナムコGC
 テイルズシリーズ5作目、ファンタジア以来久々にキャラクターデザインに藤島氏が帰ってきました。(なりきり〜では既に帰ってきてたけど)そしてまず今までの作品と大きく違うのは、ハードがPSからGCに変わったこと(なんでだろ?)。家はGCもあったんで良かったけど、今までPSで楽しんでたファンはどうしたんでしょうか。個人的にはこのGC版には若干不満が…GCは媒体に8cmという小さいCDを採用してて、ちょっとでもボリュームのあるソフトは大抵2枚組みになってしまうんですね。途中でディスク交換しないといけないというのはできるだけ避けて欲しいんだけど、まぁデータサイズによっては仕方無いと思います。でもこの位のボリュームなら多分12cmCD1枚で済んだハズなのにってどうしても思っちゃう…
 それはそれとして、システム的には前作と同様背景やキャラが3D化してます。ただキャラクターには最近流行りのトゥーンシェーダーを施して、ちょっとアニメっぽさも演出してたり、全体的に2Dの良さも活かした感じで綺麗な仕上がり(美麗とは違う)だったと思う。
 操作方法は基本的に従来と同様なんだけど、少なくともコントローラ自体変わったという分だけは感覚も変わりました。まぁ大して影響無いですが。今回戦闘システムに、戦闘参加キャラ全員の特技が繋がって大ダメージを与えられるというユニゾンアタックという機能があったんだけど、私的にはなんか今いち使いどこが無かった感じ。これを使用するには事前の戦闘で敵に攻撃を当ててパワーを溜めないといけないんだけど、折角溜めても雑魚に使うのは勿体無いというか不要だし、強いボスキャラ相手だとそれほど大ダメージの実感が無いというか恩恵が少ないというか…きっと良い使い方というのはあるんだろうけど、もう少しお手軽な使い勝手でも良かったように思いました。
 あとお約束のスキット(会話)システムは少し改善(?)されてて、新しいスキットが発生すると画面にお知らせマークが出て分かるようになってます。これはいちいちチェックしなくて済むのが便利だった反面、そのマークが出てる間しかスキットが見れないという不便さもありました。あとは「あらすじ」という機能が新しかった。
 内容的には、2つの世界が出てきてその世界を救うと言った感じで、やはりテイルズっぽく、また最近多い感じの小難しいストーリーとは違って分かり易かったと思います。(決して単調で読み易いストーリーだったという意味ではない)
 全体的にはGCというハードが比較的低年齢層向けなためか、ユーザに優しくなるような工夫がされていたように感じました。

ファイナル・ファンタジーX−2RPGスクウェアPS2
 12ではなくXの続編です(FFシリーズで初)。世界観に関しては勿論Xと同じで話もXの2年後ということで関連しているものの、システム的には結構変わってます。今作の特徴で個人的に注目なのは、主要キャラが3人のヒロインということと、プレイヤーキャラがこの3人以外に無いということでしょうか。このお陰で今までに無い華やかさが終始雰囲気に漂っていました。(^^;)
 あと武器とか防具といったアイテムが任意に変更できず、当然売買もありません。これについて結構その手のアイテム好きな私としては多少なりとも寂しく感じました。
 他にもドレスフィアというシステムがあるけど、要は従来のジョブ変更やアビリティといった要素で、先に挙げた特徴に比べれば特別なものではないと思えます。
 グラフィックについてはキャラクターデザイン的にちょっと変わった印象があります。特にユウナに関しては前の方が良かった感じが…好みの問題でしょうか?(^^;) リュックは露出度がアップしてますね(笑)リュックと言えばバーサーカーになった時、カポエラを使ってて「おを」と思いました。
 あとはストーリー的に本筋も含め細かいイベントが連続的に発生するような仕組みになってます。で、各イベントを追っていくとそれぞれの話が完結していくという感じなんだけど、まぁ途中分岐とかもあって1回のプレイではまず100%クリアは無理。私の場合結構頑張ったけど92%でした。で、1回クリアするとクロノトリガーにあった「強くてニューゲーム」が選べるようになります。これで2回目以降のプレイが楽になるなって思ったら、引き継げるのはアイテムとかスフィア等のデータだけでキャラのLvなんかはリセットされちゃうんですね。うぅむ、これでは後半の強い敵を倒すのために、またLv上げしないといけないじゃん(;_;)

バイオ・ハザード0アドベンチャー(アクション)カプコンGC
 バイオ・ハザードGC版初のオリジナル作品。0と付いてることから分かるように、1の前の話になります。てことで主役はあのレベッカちゃん。1の舞台となった例の洋館へ辿り着くまでにこんなハードな任務をこなしていたとは、なるほど1の時点では妙に落ち着きがあった訳だ(笑)
 さて今作もシステム的に基本的な部分は従来通りですが、2点ほど大きな特徴があります。1つはキャラクターザッピングというシステムで、2人のキャラクターを一人で切替え操作しながら一緒に行動させるというもの。今までにも途中でキャラクターを交代して行動することはあったけど、それを発展させた感じでしょうか。ただいつでも両方のキャラを操作できる訳ではなく、たまに別行動で操作できるキャラが決まってる状況もあります。個人的にはこれ、いまいちだったかな。なんか片方は荷物キャラ的な印象が強かったというか(^^;) やっぱりバイオは一人でドキドキしながら行動するのがいいかなぁ。
 私としてはもう1つの変更点の方がインパクトありました。なんとあの不思議な四次元アイテムボックス(笑)が今作では無くなりました!代わりにアイテムはいつでも好きな時に好きな場所に「置く」ことができるんです。はっきり言ってこれはアイテムボックスよか便利だと思いました。以前は何かアイテムを見つけてもその時にアイテム欄が一杯だと取れなかったんですが、今回はとりあえず何かを置いてアイテム欄に(一時的にでも)空きを作ることができます。置ける場所が自由なので、今は余分だけど後で必要なアイテムとかは後で取りに来易い場所(例えば通り道)なんかに置いておけばいい訳です。このシステムは気に入りました。
 グラフィック面ではすでに前作のリメイク1でかなりのレベルまで来てた感があって、実際今作で特別また凄くなったという感じは無い。ただ、細かい部分で若干グレードアップしてかなって思うことはあります。例えば雨の表現なんかはちょっと目を惹きました。逆に、キャラクターが何となく人形ぽくなっちゃった印象があります。レベッカもリメイク1のがかわいかったような気が…気のせいかな?
 今作で注目だったのはやはりストーリーでしょう。正直言って私はそろそろ「バイオはもういいや」な気分でした。リメイク1をプレイして改めて1が面白かったなという感を強くしたのと、それを見た目のクォリティもかなりのレベルでやりおなせたのでほとんど満足してしまってたんですね。ということでこの0は1の話の前にレベッカがどんな目に遭ってたかってのには興味があったのでプレイしたって感じです。
 でまぁやってみて…う〜ん、まぁそれなりに気は済んだけど期待したほどではなかったというか、あんまり満足感は無かったかも。1だけでなく2とかの舞台になった場所も登場したり「へぇ」と思わせる部分もあったけど、全体的には何か薄味な気がしてしまうのは何故だろう。あんまり謎らしい謎が無かったからかな。
 今回も2度3度とプレイできるような要素があるけど、ちょっと他のゲームも忙しいということもあり、今回は1回クリアでお終いかもしれないです。というか、次に予定されてる4は多分買わない。ご馳走様でした。m(__)m

かまいたちの夜2〜監獄島のわらべ唄〜サウンドノベルチュン・ソフトPS2
 スーファミで発売された「かまいたちの夜」の続編。PS2になってシナリオも演出もボリュームアップして登場です。前作と違いシナリオライターは我孫子氏の他にも2人増えて若干味付けも変わってるかなと感じる部分もありました。グラフィックとか演出は基本としては前作を踏襲していながら、キャラクターが3D化されてアニメーションしたり、背景の画質も上がってる等グレードアップしています。
 登場人物は前作のキャラクター+新キャラ。前作のキャラクター達や舞台となったペンションは実在し、それをネタに我孫子氏がゲーム化していて、我孫子氏がその人達を自分の別荘に招待する。というのが出だしになってます。ただゲームの作者が現実と同じ「我孫子武丸」という名前を使っていますが、実際は謎の人物という扱い。シナリオによってその正体も変わってきます。
 肝心のシナリオですが、メインと言えるものはやはりミステリーホラー(?)他にお約束のピンクの栞(今回は結構アダルトな感じ ^^;)やら洞窟探検やら豊富に用意されてます。なんとエンディングの数が全部で100オーバー!私も大体は見ましたが、まだ全部は見てません。
 プレイしてみての感想としては、思い返してみると前作の方が純粋に面白かったかなぁ?という感じ。システムや内容の濃さ等全体としては当然こちらの方が上だと思うんですが、話の面白さ的には個人的には前の方が好みだったかという程度ではあります。今回は私にとって濃すぎたのかな?(^^;)
 とは言え、今作も色々バリエーションに富んでて楽しめますよ。特に前作をプレイしていればこそのネタも幾つかあります。個人的におかしかったのは、本編よりもおまけ的な短編のやつがバカバカしくて良かったです。
 おまけと言えば、今回ある程度クリアすると「ラブテスター」というゲームみたいなもんができるようになってますが、1回しかやってません。(^^;)

ファイナル・ファンタジーXIオンラインRPGスクウェアPS2
 色々あるんでちょっと長いです。(^^;)ゞ

 PS2で初めてのオンラインゲームがFFシリーズの11作目として登場!初めてこれが発表された時から実に2年半待ったことになります(この発表会の時は私も会場にいて、9〜11までの同時発表に驚きました)。PCではすでにオンラインゲームというのはかなりメジャー人気なジャンルとなり、またコンシューマ版としてもPSO(ファンタシー・スター・オンライン)がなかなかの成功を収めて、そういう意味ではあまり目新しさは無いですが、やはりPS2で、しかもFFシリーズとして出てきたことは小さくない意味があるでしょう。
 散々雑誌などでも特集されていますが、このゲームは本体とソフトだけ買ってもプレイできません。 まずハードとしてBBユニットというHDDとネット接続アダプタが一緒になったものが必要。さらにそれ以外にも当然インターネットに接続するための環境構築が必要になります。まぁその辺の詳しいことはスクウェアの公式サイト(PlayOnline)やその手の雑誌記事等に任せるとしましょう。(^^;)

 ウチに関して言えば、すでにHDDユニット(当時はBB-unitではなかった)を購入済みで、環境としては全て整っていました。HDDだけでもそれなりに使いでがありましたが、折角のLANアダプタが宝の持ち腐れ状態で残念に思ってたので、このソフトの登場は大歓迎で期待もしていました。
 さて肝心のゲームはどうかというと…これが普通のゲームと違って決められたストーリーがある訳でなく、これでクリアというのも無いため現時点(プレイ開始後1ヶ月ちょっと)での感想ということで見ていただきたい。
 やはりグラフィックは綺麗ですね。OPムービーはFFムービーチームからのスタッフも参加してたとかで、特にやはりモーションや表情が良くできてる。ゲーム中のキャラクターのモーションも同様。今回プレイヤキャラとして5種族×性別(内2種族は性別無し)で選択できるんだけど、それぞれ個性的で動きもそれに合わせて用意されてる訳です。その中でもタルタルという種族はめっちゃキュ〜〜ト!(笑)キャラ選択で表示されるアクションがまたかわいいんだ、これが。これ見てこのキャラに決めてしまう人も少なくないでしょう。(^^;)
 キャラの次はジョブ。最初に選べるのは戦士・モンク・シーフ・白魔導士・黒魔導士・赤魔導士とFFではポピュラーなもの。で、種族ごとに一応適正みたいなものもあるらしいが、別にどう組み合わせるも自由です。ちなみに私はエルフ♂の戦士にしました。

 インターフェースに関しては良い所とちょっと「?」と思う所と両方あるかな。良い所といえば、やはりパッドの有効性。移動は勿論メイン操作がほとんどパッドだけで済むので、実はマウスはいらなくて、チャットをするのにキーボードがいるかな?という程度に思える。実際最近はマウス全然使ってません(接続もしてないw)。不満点としては何かアイテム画面とか装備画面に感じることがある。例えば買い物する時にアイテムを何個と指定しても、それで幾らになるかと支払い後の所持金額が表示されない。従来なら当たり前のように実現されていた機能なのに、オンラインゲームというだけでできないという事は無いと思うのだが…あと、買い物の時の金額の入力方法がちょっと面倒というか。上下キーで増減させるだけで、また押しっぱなしだと値の増減速度が加速するようになってます。恐らく高額の値を入力する時のためのシステムだと思うけど、その加速度が結構急激で思った額に合わせづらくてイライラしちゃう。もう少しなんとかならんものか。

 全体のデキとしては、初めて出したオンラインゲームソフトにしては結構良いデキに仕上がっていると思う。まぁ良いお手本(PCのEverQuest)を元にして、かなり時間も人手もかけたんだろうから当然と言ってしまえば言えるんだろうけど、ネットゲーはさすがに未知の領域だったろうし。それゆえサービス開始時には色々あったみたいだけど、最近はもう随分落ち着いたんじゃないだろうか?(まだたまに一部の障害が起こるようだが)同時プレイヤ数も結構いるみたいだし、それなりに細かい問題はまだまだ出てくるだろうけど、そこが売り切りのコンシューマゲームとは違う所で、そういう部分はどんどんリアルタイムに直していけるというのが有利な所でもある。ただそれなりのプレイやが同時に接続してプレイしてる割には、タイムラグ等もそれほど感じないし動作も結構安定してると思うし、かなり頑張ってる方なんじゃないだろうか?PCゲームにはβテストで酷かったのとかあるしねぇ…
 で、1ヶ月ちょっとプレイしてみて実際面白い?て話なんだけど…正直言って最初は感覚が今いち掴めなかった。けどLvが上がるなどしてそれなりにできることも増えつつあり、楽しみを感じられるようになってきました。とだけ、とりあえずは書いておきましょう。(^^)

 まだたまにバランス取りのための修正や、新機能(要素)の追加等、パッチが当たったりしてその度にプレイ感覚が変わってくるので、あまり明確には書けません。実際パッチが当たるたびに、文句を言う人と支持する人と両方出てきますし、このゲームを楽しめるかどうかは、当然かもしれないけどプレイヤー次第(その人のスタイルとか何をプレイに求めるか)ということになると思います。まぁ従来通りのストーリーありきのRPGとは全然違うので、それ以外には興味なしという人にはダメかも。(それでもとりあえず環境があるならお勧めしとくけどね ^^;

(追記)その後、何回かのバージョンUPが行われ、上記の不満点等も幾つか改善されたりして良くなってます。これまたオンラインゲームの利点ですね!
 また一応これ以降の感想とかプレイ日記のようなものは「日記のようなもの」(5/28付け以降)を見ていただくと、チョコチョコと書いてあります。(^^;)ゞ

(追記2)その後Windows版や拡張パック「ジラートの幻影」、また北米版が発売になったりと、まだまだ世界は広がっています。新しめのプレイ日記はブログのGameカテゴリにあります。

ゼノ・サーガEpisode1RPGナムコPS2
 「ゼノ・ギアス」のシリーズ作…のはずなんだけど、PS2になって何故かナムコから発売。ゼノ・ギアス制作に関わったスタッフがスクウェアから独立したのが関係してるんだろうと思うが、発売元まで変わった経緯はよく分かりません。
 それはそれとして、PS2ということでグラフィックがオール3Dになりました。当然キャラもなんだけど、これがまたアニメ絵をそのまま3D化したみたいなデザインで、ちょっと何だかなぁって感じ。まぁプレイしてるうちある程度慣れたけど、PSのゲームにもあったみたいに、3頭身位のデフォルメされたデザインならまだしも、下手にリアルな方向に寄ってるのでやっぱり違和感みたいなものが残りましたね。こういうの好きな人もいるんだろうけど。
 あと、やはり話が一応ゼノ・ギアスと関連していて、ゼノ・ギアスに出てきたような人・物の名前もチラホラ登場します。で、これまたやっぱり話が小難しいかなという感じ。なんだけど、今回は哲学ぽい単語とかセリフに散りばめてたりして、どうも狙って難しくしようとしているというか、でもちょっと外してるんじゃないかという感じもして、かえってチープな印象を受けました。タイトルにエピソード1と付いてる通り、次作に話が続く(のか?)ためかストーリー自体締りが無いような感じ。
 システム的には戦闘システムがちょっとゼノ・ギアスを継承していて、行動ポイントが絡んでます。あとは技の演出が派手になって、でもその分ちょっと後半うざく感じてしまった。スキップできるようになってれば良かったんだけどねぇ。あとメニュー関係が何かやたらボタンを押す必要があった気がしてちょっと使いにくい印象が…まぁ色々設定が多かったので仕方無いのかもしれないけど。
 ということで、話も個人的にはつまらんかったし全体的にいまいちな印象だったので、次作は出ても買わないんじゃないかなぁという感じ。

バイオ・ハザードアドベンチャー(アクション)カプコンGC
 PSで一世を風靡することとなったバイオシリーズ第1作がGCにて再登場!
 再登場と言っても単なる移植では終わらず、グラフィックも中身も一新されてリメイクという形です。バイオは今まで4作出てますが、何だかんだ言ってやはり1が一番面白かったと思う私。これがGCで出ると知った時は、さすがにわざわざこのために新しいハードを買う気は無いと思ったのですが…蓋を開けてみれば結局バイオマシンとして購入してしまっているのでした(爆)でも後悔はしてません。
 まず一番の注目点であるグラフィックやそれと絡む演出の面ですが、いやぁ宣伝通りで素晴らしいです。まずのっけのオープニングがフルCGになってます。オリジナルは実写と特撮で、どうもチープな印象の映像となってしまってたんですが、今回雰囲気ばっちし。特にゾンビ犬がしっかり表現できていて開発スタッフも嬉しかったんではないだろうか?
 全体的にグラフィックはまるっきり刷新されていて、光とか寂れた空気の感じとか表現力が格段に上がっています。それが色々な部分の演出なんかにも効いていて雰囲気を盛り上げる役に立ってるという相乗効果もあります。もうそれだけで以前プレイ済みの人でも買い!と言えるけど、今回ゲーム内容的にも細かい所が変更されていて、プレイ面でも再度楽しめるという作りになってました。
 まず館のマップに変更が加えられ、以前無かった部屋や通路、果ては館の外のフィールド等、行動範囲が広がってます。また当然それに合わせてイベントや謎解きなんかも変わっていて、見た目の変更と合わせたらほとんど新作と言って良いほど。ただ、惜しむらくは多少容量が増えて、媒体が8cmCDのため2枚組になってしまい、途中でCD入れ替えの必要があることか。
 それと、お約束の3時間クリアの要素はあるもののクリア後のランク評価等が無くなってました。まぁそれほどゲーム性に影響は無いですが、こだわりのある人には残念な部分ではあります。おかげで救急スプレーも遠慮なく使えるという訳。でも今までの「スプレーは使わないでハーブだけで何とかする」というスタイルが染み付いているので、結局スプレーは最後まで触りもしませんでした(笑)この要素と、今回加わったお助けアイテムのお陰で結構初心者やこの手のアクションゲーが苦手な人達にも、プレイしやすくなってるんではないだろうかと思う。

GC買ったら絶対お勧めの1本です!

ゼノ・ギアスRPGスクウェアPS
 購入したのは随分前だが、プレイしたのはPS2が出てしばらくしてから(^^;) ゼノ・サーガをプレイする前に予習がてらということでした。グラフィック的には背景3Dに2Dキャラクタ+ロボット3Dという形。まぁグラフィックが云々というのは今更ないけど、キャラの動きは格闘系の技が多いからか中々良かったと思う。戦闘システムもそれに合わせてちょっと工夫されている。○△□の3つのボタンで強中弱の3レベルの単発技が出て、それを組み合わせるとコンボ技が発動できる。ただし行動ポイントというのがあって、それが溜まらないと強力な技は使えないという制限もある。勿論レベルが上がってくると、そういう技も出しやすくなるという訳。私はこのボタンコマンド系の戦闘システムって結構好きなので、戦闘は楽しめました。
 あとこのゲームの特徴と言えば、やはりロボット(この世界では「ギア」と呼んでます)でしょう。生身のキャラだけでなく、それぞれがこのギアに乗って行動したり戦闘したりする場面が出てきます。結構このギアのデザインなんかも格好いいんですね。戦闘時のアクションはもっと派手さがあってもいいかなと思いましたが。
 ストーリーも芯があって良く練られてしっかりしてる感じで、展開が楽しめる方だと思います。ただし、ちょっと話が小難しいんですよね(^^;) やたら難しい単語が出てくるし、最初の方は伏線だらけで背景にあたる話がさっぱり見えないという面もあります。そういう分かりにくいのがダメな人にはダメかなぁ?ゲームとしては面白かったと思うんですがね。

逆転裁判アドベンチャーカプコンGBA
 初出ゲームボーイアドバンスのソフトです。基本的にはテキストアドベンチャーな形態だけど、題材がミステリーもので法廷が舞台という設定がちょっと斬新。主人公は新人弁護士。全4話で、何故か話ごとに知人(同じ人物ではない)が殺人事件の容疑者にされてしまい、その無罪を勝ち取るために奮闘するというもの。ミステリーと言っても、あまり(というかほとんど)ドロドロしたような所はなく、逆にドタバタしたギャグなどが散りばめられてコミカルな作りにもなっている。
 ゲームはメインの法廷で行われる裁判パートと、もう1つそのための証拠集めパートの大きく2つのパートに分かれる。証拠集めは大体行ける所へくまなく行って、調べられる所は調べれるようにしていれば済む感じ。裁判パートでは証人の証言への突っ込み所とどの証拠を使うかというところに気をつける必要がある。
 途中たまに「をぃをぃ」と突っ込みを入れたくなったり多少納得が行かないような展開があったりもするが、暇つぶしのための携帯ゲームとしてはちょうど良い感じで、なかなか楽しめた。

サイレント・ヒル2アドベンチャー(アクション)コナミPS2
 PS版だった前作がPS2へ帰ってきた。その前作で味わった怖さが忘れられず買ったのですが…正直言ってちょっと期待はずれでした。確かにグラフィックの表現力が上がってクリーチャーの造形や環境の雰囲気がリアルになったのですが、かえってそのせいだろうか?いまいち前作で受けたあの「嫌ぁ〜な感じの怖さ」という感覚が薄れてしまったように思えてしまって。
 途中のクリーチャーとの戦闘(?)もそれほど大変じゃないし大半は避けて通れるので、そういう点でもちょっと拍子抜けな感じがしました。それとも自分のアクションスキルが当時より上がってるからそう感じるだけ?(^^;)  ストーリー的にも個人的に何か今いち乗れなかったです。1作目のインパクトが大き過ぎて時間が経ってみたら…ってパターンなのかな?(^^;) 今回エンディングも何種類かあるらしいけど、どうやら途中の展開はほとんど変わらず、そのエンディングも雑誌とかの情報からだとあまり興味を引かれなかったので、1回クリアして終わりって感じ。
 辛口な感想ですが、まぁ一応フォローしておくと、初めてプレイする人には十分インパクト与えられるソフトだとは思います。

デプス・ファンタジアβ版MMORPGエニックスPC(Windows)
 今回は珍しくPCゲームの紹介です。しかもまだ製品版ではなくβ版ですが。最近はPSOのおかげでコンシューマ機でも認知されつつあるオンラインRPGのβテストに参加しました。ものはENIXからこの冬発売予定の「Depth Fantasia」というゲームです(公式サイト)。ちょっと今までのオンラインゲームと違うのは、よりコンシューマゲームに近い感覚でできるようになっているという点でしょうか。例えばモンスターとの戦闘がある訳ですが、そのきっかけはフィールド上やダンジョン内での移動中のエンカウントだし、戦闘方式はコマンド式のアクティブタイムバトル系と、コンシューマ機のユーザに馴染みのあるものとなっています。グラフィックやBGM等の世界の雰囲気を作るような要素も馴染みやすいデザインになっていると思いました。
 ゲーム内容も、基本的には順番に発生するクエスト(シナリオイベント)をこなしていくのが一般的なプレイになるでしょう。これも次に何をすれば良いか等比較的分かりやすいので、より初心者向けと言えるかも。ただし、そのクエストをこなすこと自体は実は少々大変です。というのも、話が進むにつれ次に進むために倒さなければならない敵がどんどん強くなったり、あと金がなかなか溜まらなくて苦労します…強い敵を倒しても大した金額もらえないし(;_;) まぁこの辺は今後バランス調整で変わってくるかもしれませんが。
 肝心のオンラインゲームとしての部分はどうかというと、さすが日本のメーカが作ってるだけあってチャットシステム等も含めて完全に日本語に対応してるし、βテストではプレイヤーは日本人ばかりなので凄く安心してプレイできました(笑)もちろん1人でプレイもできますが、クエストをこなそうとか思うと前述のようにそれなりにきつい思いをするので、経験値やお金を稼ぐにしろボスを倒しに行くにしろ自然とパーティーを組むことになります。そういう作りになっているので街やフィールド上ではパーティー募集がそこここで行われて、オンライン初心者でもそれほど気後れせずに参加することができるんじゃないかと思います。
 ただ、純粋にオンラインゲーム(MMORPG)として見た時には、コミュニケーションの必要性というか人との関わりに関する辺りが、今ひとつ薄いと感じる人もいるようです(特に他のオンラインゲームを体験済の人)。冒頭に書いたようにコンシューマ色を出すため、操作はパーティーを組むと基本的はほとんどリーダー(先頭の人)任せになってしまう等もその一因となっているかも。戦闘も雑魚キャラ相手ならオートバトル任せで基本的に問題無いので、リーダー以外はしばらくやることが無くなる事もしばしば(^^;) そのような時はチャットに興じたりもできますが、逆にリーダーにとってはNPCとパーティーを組んでいるのとあまり変わらなかったり…とか。その辺は人それぞれですかね?

ファイナル・ファンタジーXRPGスクウェアPS2
 ファン待望、初のPS2版FF。発売前から各方面で話題騒然でしたが、発売後もあっという間に200万本オーバーのダブルミリオンセラーソフト。
 で、8で痛い目に合った身としては、同路線に見えた今作を当初購入はしばらく見合わせようと思ってました。それが某事情から発売日に購入ということになったんでした(某事情=PS2用HDD発売)。(笑) いや、でもいざプレイし始めての第1印象は「結構楽しいじゃん」。事前の印象が悪かったというか全然期待してなかった事も幸いしたのか、なかなか良い感触でプレイを進められました。
 キャラクターも主人公始めみんな個性的だけど嫌味も無い感じで好印象です。8みたいにベタベタした感じが無くていいですね。あえて言えば、こういうキャラクターだったら別にわざわざFFじゃなくても?という辺りでしょうか。(^^;)
 グラフィックではまぁ今さら言う事も無いかもしれないけど、ムービーのクウォリティを始め、ゲーム中のリアルタイム部分のキャラクターの動き・感情表現等、宣伝通り力が入ってて凄いです。フェイシャルアニメーションがどうのフルボイスがどうのというコピーもあったので、どの程度のもんだろう?と思ってたんですが、いやぁ全編通して結構きっちりやってるように感じました。これは確かに凄い。見た目に関して一つだけ気になる点を上げるとすれば、非常に細かい点だけど、なんかたまにカメラがカクカク振動する感じがして、特にキャラがアップになるシーンで結構気になりました。なんだろう?
 システム的にも今回キャラの成長システムやバトルシステムが大きく変わったけど、どちらもなかなか面白いと思えました。成長システムは単純に見た目にも綺麗で見栄えがするし、レベルアップごとというのとは違って、割とチマチマとパラメータを上げていけるのは良いかもしれない。バトルシテムは、バトル中にも自由にメンバーチェンジができるというのが新しい。ただし、逆にその分経験値稼ぎのために毎回チマチマと全員戦闘に参加させてしまいがちで、結構その辺操作が鬱陶しく思えたり…ていうのは自分のせいで、もっと臨機応変ににメンバーを使って行けばいいのかもしれないが。(^^;)
 途中幾つかミニゲームがありますが、特にこだわらずにも充分進められます。ただしブリッツボールは息抜きに、とか思って始めてハマってしまう人もいるようで…(^^;) また最強武器の入手なんかを目指すと、結構各ミニゲームをある程度こなして好成績を出す必要があったりします。私も今回最強武器を1人残して全員分集めたので、総プレイ時間が90時間を軽く越えてしまいました。
 あとはフィールドとバトルの間の行き来にかかるタイムラグが劇的に減っているという点は大きいでしょう。当然ハードのパフォーマンスが上がったからというのもあるでしょうが、まだまだPS2なのにロード時間が遅いソフトというのも存在しますし。これはHDDを使うとデータキャッシュの効力でさらに短くなるんですが、別に無くてもあまり気にならない程度で収まってます。
 ラスボスに関しては、FF9辺りから弱体化してるんじゃないか?という声もあるようで、私も実は今回あまり苦労しませんでした。ただ、それはキャラクターをそれなりに育てた結果なんじゃないかとも思ってるんですが、本当のところはどうなんだろう?ちょっと全体的な難易度は下がってる気もしますが…その代わりかどうか知りませんが、他の所で卑怯な位強いモンスターなんかが出てくる所があったりします。
 と、色々長々と書いてしまいましたが、終わってみて全体的には堪能したなぁという印象です。ゲームを進めていてなかなか楽しかったです。

デュープリズムアクションRPGスクウェアPS
 以前発売された「武蔵伝」というソフトの続編に当たるもの。と言っても話は全然違うし、システムも多少変わってます。印象としては前作に比べてアドベンチャー要素が少なくなってアクション要素が強くなったかなという気がしました。
 グラフィック的にはまぁPSの3Dアクションものなら可も無く不可も無くといったところだろうか。動きは細かい所まで気を配っている感じはした。感情表現が結構できていたと思う。
 今作ではメインキャラが「ミント」と「ルゥ」という立場も境遇も違う2人いて、選ぶキャラによってストーリーも変わります。選ばれなかったキャラもストーリーに絡んできます。要は同じ世界の同じストーリーラインを違った視点でプレイできるってことですね。まぁ当然キャラによって細かい部分は違ってきたりしますが。私はキャラとしても内容としてもミントの方が面白かったかな。難易度も色々な魔法を使えるミントの方が易しかった気がするし。
 システムとしてはキャラ成長にレベルアップはなく、FF2のようにHPはダメージを受けるほど増えていき、MPは使うほど増えるという感じ。あとは店で売ってるパラメータUPのアイテムを購入することで段々強くなります。攻撃の基本は武器攻撃で、その他にミントの場合は魔法攻撃、ルゥの場合は変身能力を使った特殊攻撃という2種類を使い分けることになります。またその魔法や特殊攻撃についてはダンジョンを攻略する上で有効に利用する必要が出てくる場面もあります。
 海外でもかなり評価の高いこのゲームですが、個人的にはそこまで高い評価ではなかったです。確かに全体的な作りは良く出来てると思えるけど、肝心のバトルシステムがちょっと大味だったかなと。前述のようにネタとしてはそれなりにバリエーションのある攻撃方法が、実際に有効なのは実はジャンプ攻撃で、全体の80%位はこれだけで行けて、特にボス戦はこれが一番有効だったりする、というのはどうも…という感じで。(いやまぁ楽しくなかったとかいうんじゃないですが)
 んーやっぱり2年も前のソフトだからそう思うのかなぁ?

ボクと魔王RPGSCEPS2
 絵本か人形劇を見てるかのようなコミカルな内容のRPG。キャラクター同士のやり取りがなかなか楽しかったです。特に魔王スタンと勇者ロザリーの漫才はおかしい。(^^;) 何よりスタンロザリーをけなす形容のバリエーションが豊富で、毎回必ず違うフレーズを使うという妙な部分に感心してしまいました。(笑)
 グラフィックは内容に合わせて人形劇の世界のようなイメージで、キャラクターのデザインにも味があります。あと敵モンスターのネーミングが一々「〜の」と形容が付いてて何か妙です。(^^;)
 話は面白くて良かったんだけど、システムは特別目新しい所は無かったかな。でもバトルシステムに関しては少々不満を感じました。FFで言うアクティブタイムバトル(ATB)のようなものなんですが、味方のどれかのターンが回ってくると、他のキャラが攻撃中でもいったん処理がポーズされて(その時攻撃中のキャラは空中で静止してたりもする ^^;)、必ずコマンドを入力しなければならない。特に敵が弱かったりすると、1キャラの攻撃だけで済むような場合でも全員分いちいちコマンドを入力しないと終わらないという状況もあって結構鬱陶しかったです。
 もう1つ、バトル終了からフィールドへ戻るまでの時間がかかり過ぎ。バトル終了後の勝ちポーズが飛ばせないし、取得アイテム・ステータス画面からの復帰も遅い。さらに、レベルアップした時にファンファーレが鳴るんですが、それがいちいち長くて飛ばせない…などなど。ここはちょっとマイナス評価でした。


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